日付けが変わる前に
ご機嫌いかがですか?
しろちゃん2年目、衣装課無職担当のおいろけだまです。
気がついたらブログのメンバーに組み込まれていましたが、恥ずかしながら未だ活動に一度も行けていません。なので活動内容についてのお話ができないのです。とほほ。
わざとらしくカレンダーを見ると…今日は2019/04/30、おやァ!?平成が終わるではありませんかァ!?(棒読み)
この数ヶ月改元が非常にアツかったですね。たくさんの人が「平成」と「令和」という言葉とともに踊っていました。踊らされていました。私はRBUというサッカー観戦サークルにも参加しているのですが、Jリーグ界でも「平成最後のゴールは誰だ!?」とか令和グッズとかたくさん出てましたよえぇ。山形の令和グッズ買ったぜ。
だけどそれでもなんだっていいじゃないですか?と思わずにはいられません。平成だろうが、令和だろうが、元号がなくなってしまおうが、私は推しクラブの勝利しか考えていないですし、平成な今日も令和な明日も24時間で平等に過ぎゆきます。お迎えがきたり、この世に生まれたり、大切だったはずの人に今日も殴られたり、とうの私は課題に忙殺されています。それでも人が人によって作り上げた時代の区切りをこうも愛おしむのはそれらが一種の「振り返り装置」になっているからなのかもしれません。
急いて老いて忘れていく「私」を立ち止まらせて振り返るための、そして自身を振り返りすぎる「私」に「毎日自分で振り返らなくったっていい、この潮流に任せなさい」とたしなめるための。
そうやって人は昔を消化してノスタルジックな日々に変えてゆきます。そして間も無くやってくる明日に明るい灯を燈すのです。人の作った歴史がくれるささやかな贈り物。
歴史とは時間と、そして人間と密接に繋がっています。歴史と同じ要素を持ち、しかし歴史よりずっとずっと小規模な存在、それが思い出です。個人の歴史と言っても差し支えないかもしれません。
「私」が営む全ての行為から選考にかけられていつの間にか残ったものは思い出になります。誰かの思い出の中にいる人一人一人の思い出の視点が存在します。「私」が残した思い出のベースとなった出来事は関わった人自身の思い出をそれぞれの頭の中に届けます。あなたの記憶に残ることのできなかったあのシーンの光が誰かの記憶の主人公になって、彼の気づかなかったドレスの刺繍は彼女の心にいつまでも縫い付けられています。俺の好きな小道具はあの子がまだ納得いかなかった作り物ですし、あたしは彼女が毎日お稽古場で流した涙なんて知りません。
今年は大講堂でどんな思い出が調合されるのでしょうか。作りにきてください、そして作ってあげてください。大講堂でどうか味わいのある思い出を。
みたいな気持ちの悪い文章を昨日書いて今見返したらなんだか消えてしまいたい。
改元ってもののテンソンをよくわかんないまま今日テレビをつけたらなんだか大晦日みたいな感じになってましね。なんだそうすればよかったんだ、なんて安心した気持ち。
それではさようなら平成、御機嫌よう。
明日の担当は
とめはねっ!
さんです!
公 演 情 報
~劇団しろちゃん2019学祭公演~
「らすとらべる」
脚本・演出:金澤龍汰郎
●日時
全4ステージ
2019年
6月8日(土) 11:00/15:00/19:00
6月9日(日) 11:00
開場は開演の30分前です。
●場所
北海道大学高等教育推進機構(北17条西8丁目)
1F大講堂
●料金
前売り・予約:300円
当日:500円
●お問い合わせ
お電話 080-6930-8662(制作)
メール shiro_chan95@hotmail.com
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