タイムトラベルできるなら
タイムトラベルできるなら私は平安時代に行きたいと思う。それほど大きな諍いが無く、ただ貴族が蹴鞠と歌合をするような、そんな平安時代に行きたいと思う。
平安時代にはあまり詳しくないので、詳しい方から見たら何言ってるんだ、と思われてしまうかもしれない。重々承知である。それでも、私は歴史の教科書のほんの数ページでしか語られない束の間の平和を浴びたいのだ。
私にとっての平安時代とは、貴族が悠々自適な生活を謳歌し、今の日本文化を創りあげた素晴らしい時代である。私が常々想いを馳せるのは、神々や妖怪、いわゆるおとぎ話についてだ。当時、神々は本当に存在していたし、妖怪だって隣の山に何体か住んでいた。さも当たり前のように、彼らの生活にはおとぎ話が結びついていた。科学が素晴らしい発展を遂げ、多くの現象が数式や理論で証明されてしまったこの明るすぎる現代とは違い、平安時代はなんて昏い時代だろうか。まるで、日中を問わず光り続けるネオンの光と、辺りを照らすだけの燈台のようではないか。ネオンの光に慣れてしまった私には、夜の燈台の光だけではなんとも暗くて起きていられない。綺麗な星空だって私の目には微かに届くだけである。あまりにも昏い。そして、だからこそ美しいのだ。
神を信じ、妖を恐れ、今へと続く信仰の基盤が生まれたこの時代は、神々の存在をただの絵空事と片付けてしまうことのできない世の中は、一体どんなものなのだろうか。いくら想像したところで明るすぎる私には小指の先だって思い浮かばない。だからだろうか、そんな現代とはかけ離れた平安時代に、私は長い間、強い憧れを抱いているのだ。
平安時代に降り立ったなら、私は当時の暮らしを眺めたい。天皇や貴族の優雅な暮らしから農民達の裕福とは言えない暮らしを、信仰が形作る生活を、誰しもが今を生きていた世の中を。たとえ1日の夢であっても良い。私達が生きる現代では感じることのできない、傍におとぎ話のある平安時代をこの目で見てみたいのである。
衣装 1年目 ベビー
劇団しろちゃん2025学祭公演「サマーウィル」
大学生になったかつての小さな空想家たちは再集結を果たす。しかしそこで再会した友人達は、昔のままの彼らではなくなっていた。寂しさを抱えた彼と友人達は、子どもの頃の自分たちが空想したストーリーの世界である、恐竜の世界に迷い込んでしまう。
そこでふと、彼は違和感を覚える。世界設定や登場人物が何もかも変わってしまっているのだ。
もとに戻したい彼は恐竜の世界を奔走する。変わっていく彼らの、僕らの、ひと夏の冒険譚。
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◎団員からの宣伝の場合
ネット予約の来場チケットは備考欄に、配信チケットはチケット購入時のアンケートに団員の名前をご記入ください。
【公演日時】
6/7(土) 11:00 / 15:00 / 19:00
6/8(日) 11:00
(開場は開演の30分前となります。)
【チケット料金】
■予約 500円
■当日 500円
■アーカイブ配信 400円
配信チケットご購入/アーカイブ映像ご視聴には、「teket」の会員登録(無料)が必要となります。
【公演場所】
北海道大学 構内 北17条西8丁目
高等教育推進機構 1F Sky HALL(大講堂)
【出演】
近納生吹
星野功平
久保詩葉
中瀬月那
北川翔一
山口諒士
佐藤姫
【脚本・演出】
脚本演出:中西由梨音
助演出:梁知生
【スタッフ】
制作:大渕里緒
舞台:井澤陽菜
場内:臼井友希
衣装:大矢智貴
小道具:赤井煌人
音響:宮前円香
照明:大木海英
当日宣伝:渡辺康太
宣伝美術:佐藤那奈
舞台監督:及川優奈
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