私が小学生の頃、母が少女時代に収集した漫画を段ボール一杯に持ち帰ってきました。そのお宝の山の中で、一等好きだったのは黄色の表紙の19巻完結の漫画。その題名は『BANANA FISH』です。

こんにちは、衣装班一年目クラウルです。私は幼い頃から母のお下がりを着ていました。当時は「可愛くない……」とぶーたれていましたが、今考えると素敵な服ばかりです。母の物というのは、ある程度歳を重ねてからその価値に気がつくものなのかもしれません。

今回紹介したい漫画も母の物の一つ、「BANANA FISH」です。ニューヨークを舞台にして、ドラッグの謎を解明しようとする二人の青年の絆と血なまぐさい青春が描かれています。かなり昔の漫画(1994年完結)ではありますが今でも愛されており、2018年にアニメ化もされました。
「とにかく読めばわかる……かなり鬱だけど」と言いたいところですが、この漫画が印象に残っている理由を自分なりに簡単に分析しました。

 

①二人の青年の絆が形容し難いステージに昇華されている(友愛、恋愛、全てのカテゴライズに当てはめるのが難しい)
②サブキャラが魅力的(サブキャラも大体どこかで刺さる。私はチャイニーズマフィア兄さんです。)
③ラスト!ラスト!!(これしか言えません。見た人は分かってくれるのでは?)
④骨太なストーリー(ドラッグの謎、その攻防。穏やかなストーリーを求める方は鬱になるレベルの話がいくつも……)

 

これらを兼ね備えた漫画を読んでこなかった小学生には衝撃でした。端的に言うと、かなり好みを決定づけられました。比較的女性向けと言われますが、男性にもおすすめしたいです。

最後に、
「原作を読め!!!!!!!!!」
以上です。

1年目 クラウル


<公演情報>

劇団しろちゃん秋公演「かげかも知れない」

選んだ先にあるのは、かげかひかりか。

小さい頃は一番光があたる仕事に憧れた。 でも無理なんじゃない?やってみなきゃわかんねえだろ。子供じゃないんだから、そろそろ。 どいつもこいつも器用なふりしちゃってさ。 身の丈に合った夢?お前、そんなつまんないやつだったっけ。俺は、諦めないから。

9/22(金)〜24(日)@シアターZOO

脚本演出: 北村遥
助演出: 喜多恭平

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