スティーブによる退団にあたっての文章

家でYouTubeを見ているとき、ふと体にかかる重力に気づく。おもい、と思う。それが少しでも軽くならないかと思う。朝起きたときの倦怠感がずっとなくならないときのように、重力は僕の細胞を腐らせてゆく。

満月をこの世から抜ける出口のようだと思う。真っ暗ななかで見上げるそれは白く丸く、この世が暗い部屋みたいなもので、そこにわずかに差し込む光のようだと思う。子どもが産まれるときはこんな感じなんだろうか。暗い子宮のなかから、一つの光源を目指して進んだら、そこがこの世だったんだろうか。そしたら次は月に行きたい、と思う。

舞台上から見た照明は満月みたいだと思う。僕がその輪の中にいる時、僕は僕にかかる重力のことを忘れられる。胃の迫り上がるような緊張や、照明の光が肌にあたって焼け付く感じや、暗い客席から確かに感じられる視線で、僕は重力のことを考えない。そして、それは僕だけでなく、あなたにも広がっていく。あなたは重力のことを考えない。演劇はそのようにして強烈な自己破壊/恢復効果を及ぼし、僕とあなたを救う。

だから僕は、今まで演じてきた人たちのことを覚えている。加藤くんの素朴さや、加賀見の情熱や、仲地さんの不器用な優しさが、僕の中で生き続けていることがわかる。彼らの拍動や呼吸を感じられて、僕は月はここにあると思う。

あなたもそうであってほしい。

✦ ✦ ✦

劇団しろちゃんにみんながいてくれたおかげで、そこが僕の居場所になりました。ありがとうです。

あと、僕はこの春から札幌医科大学に通うので、また新入生として戻ってこれます。新歓にスティーブに限りなく近い「なにか」が来るので心して待つように。

 

嘘です。

 

また会えたらいいな。

4年目のスティーブ

《公演情報》

劇団しろちゃん2026冬公演「リバースタイムカプセル」

ーーあいつが、いてくれるからな。

 

三浦俊介。
1人で眺めるパソコンの画面。

今日も研究所へと足を運ぶ。
「もう公表してもいいじゃろ!!」
そこにあるのは”記憶カプセル”
楽しかったあの頃に戻れる、夢の装置。

大学時代。
3人で眺めるゲームの画面。

ある日、記憶カプセルに異変が

——どなた、ですか?

過去と今をめぐりたどり着いた、
本当に大切なものとは。

■ 公演日時

2/27(金) 19:00
2/28(土) 11:00 / 15:00 / 19:00
3/1(日) 12:00 / 16:00

■ チケット料金

【チケット料金】
■予約 1,000円
■当日 1,200円
■グループ割(3人以上) 1人800円
■高校生以下 無料

■アーカイブ配信 800円
*アーカイブ購入期間:1/14〜3/15(視聴期間は3/10〜3/31)

配信チケットご購入/アーカイブ映像ご視聴には、「teket」の会員登録(無料)が必要となります

【ご予約💻】

■来場チケット↓
https://r7ticket.jp/062c19b6a4737b9/

■配信チケット↓
https://teket.jp/2750/62769

◎団員からの宣伝の場合
ネット予約の来場チケットは備考欄に、配信チケットはチケット購入時のアンケートに団員の名前をご記入ください

■ 公演場所

演劇専用小劇場BLOCH

北海道札幌市中央区北3条東5丁目5 岩佐ビル1階

* 地下鉄東西線バスセンター前駅8番出口 徒歩10分 / JR札幌駅南口 徒歩15分

【出演📘 】

長峰匠
アッキー
占部心雪
岡山颯馬
伊東雅隆
佐藤姫
行木咲良
渡辺康太

【脚本・演出✏️】

脚本演出:蜷川翔太
助演出:塩川悠太

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