雪へ

遥か彼方の、未来の誰かへ

こんにちは。深雪と呼ばれている者です。2024年冬公演で情報宣伝やってました。せっかくなので、最後まで宣伝しますね。
未来のあなたに伝えること:劇団しろちゃんの公演、見に来てください。入団も見学も大歓迎です。たくさんの応援よろしくお願いします。
なぜかというと、私、たぶん雪が好きですから。

未来にも雪が降っているかどうかわからないんですけど、雪は水蒸気が結晶して空から降ってくる白いもののことです。雪って冷たくて、特に味はないんですけど、降るとき冬の匂いが少し強くなる気がして、積もって凍ると滑って、転んでしまうと痛くて、世界を真っ白にしていろんな様で降ってきて、道端の雪は汚れて黒くなったりして、結晶の形も全部違ってて、吹雪の時は音もするんです。
理由になっていないですか。

そうですね、これは私の友人の話なんですけど、彼女は現実や感情から切り離されている気がするそうです。
環境と人、自分自身からも切り離されて、現実がずっと夢みたいに、本当のものではない気がするそうです。相手が普通におはようと挨拶しているだけなのに、普通にご飯食べているだけなのに、何もかもがほぼ全部本当ではない気がするんだって。自分がしていることも実際にしていることではない気がして、何をしているか、何をすればいいか、わからないそうです。
友人は自分の感情も自分のものじゃない気がして、何を感じているかわからないみたいで、好きか嫌いか、嬉しいか悲しいか、楽しいか寂しいか聞かれても、どう答えればいいかわからないそうです。その中で不安だとしか感じていないけど、不安なのも本当なのかわからないっていうんです。

でも彼女は、五感の刺激になるものみたいに、現実世界と自分をつないでくれるものがあれば、結構助かるそうです。
手のひらにのせた氷とか。
雪とか。あいにく、雪は冬にしか降らないんですけど。
そういえば、しろちゃんにはそういうものが結構ありますね。発声練習をするみんなの声。舞台班が作業する音。音響の音。照明の光と色。誰かが持ってくるパンとかの匂い。テープとか釘とか木材の感触。
違う空間にいると思った誰かがなぜかハグしてくれたり、手を伸ばして自分の手を握ってくれたりする。あそこの稽古場で、舞台で、役者さんが演技している様子が、自分がいるここは現実だ、と意識させる。
周りの人がちゃんとそこにいるような気がする。
あなたもちゃんとここにいるよ、と言っているような気がする。
しろちゃんにいる間は、友人も何を感じているか感じた瞬間があった感じがするかもしれない、という感じですかね。
しろちゃんとしろちゃんのみんなのおかげで友人は、手を振ることぐらい、なんとなくできるようになって、「ありがとう」とか「ごめんね」ぐらい、なんとなく言えるようになるかもしれないです。

友人は、再入院を勧められても、自分ができる限り病室の外で雪に会おうとしていて。
夢だとしても、空から来てくれた雪に手を振って、ありがとう、とか、ごめんね、とか、言ってもいいかなと思っていて。
そして、わがままだとしても、あなたがいる未来にも冬があって、その冬に雪が降っていれば、と考えているだけです。

雪が嫌な方でしたら、ごめんなさい。
でも、もし、たまには雪もいいだろう、と思うときがあれば。
もし、ちゃんとこの世にいる人たちが、ちゃんといろんな感情をこめてつくっている物語が気になれば、劇団しろちゃんの公演、見に来てください。
あと、「嫌」がどんな感じなのか、機会があれば教えてください。

ありがとうございます。

 

3年目 深雪


《公演情報》

劇団しろちゃん2024冬公演
「ボイジャーによろしく」

暮らしの中に消えていきそうな私たちをいつか誰かが、見つけてくれるだろうか。

 

○あらすじ

ボイジャー探査機の発見により異星間交流が始まった世界。
凛は母・楓花がかつて暮らしていたシェアハウス「ひかり荘」を訪れる。楓花はそこでの日々を小説として綴っていた……。

「私たち、ほんとに家族だったのかな。」

ロボットや異星人も住む地球のシェアハウスを舞台に、暮らしの中で消えゆく思いを描く。

■来場チケット↓
https://www.quartet-online.net/ticket/shironiyoroshiku
■配信チケット↓
https://teket.jp/2750/30581

【公演日時】
2/23(金) 19:00
2/24(土) 11:00 15:00 19:00
2/25(日) 12:00 16:00

【チケット料金】
□予約 1000円
□当日 1200円
□グループ割(3人以上) 1人800円

□アーカイブ配信 800円
※アーカイブ配信期間:3月4日(月)9:00から3月10日(日)23:59まで

配信チケットご購入/アーカイブ映像ご視聴には、「teket」の会員登録(無料)が必要となります

【公演場所】
カタリナスタジオ
札幌市北区北10条西2丁目18-1

■出演

大友日菜詩
岩岬那月
赤井煌人
山口真歩
間崎優太
神久保今梨
斎藤秀太郎
野々村有紗
北川翔一

脚本演出:梁知生
助演出:斎藤和寛

■お問い合わせ、SNS等
メール:shiro_chan95@hotmail.com
X(Twitter):@shiro_hokudai #しろによろしく
Instagram:shiro_hokudai
HP:https://gekidanshirochan.com

お問い合わせはメール、またはX(Twitter)、InstagramのDMでも承っております。

後援 札幌市・札幌市教育委員会

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