再会する勇気すらもなかった。

こんにちは。劇団しろちゃん2026秋公演にて役者をやらせていただきます、1年目のカペルです。よろしくお願いします。

今回は、2026学祭公演のしろぶろに登場したTさんに関連した話を書きます。興味があればそちらも併せて読んでみてください。いや別に読まなくてもいいです。
せっかくなのでしろぶろのテーマは、「人の優しさに触れた瞬間」、「情けないと思ったとき」、「〇〇に強く伝えたいこと!」の3つをすべて網羅しようと思います。

Tさんが誰だったかというと、前に僕が所属していた劇団の団員で、僕が片思いしていた同い年の女の子です。
Tさんはこの間夏休みを利用して帰省していて、僕とTさん、そして仲のいい先輩の三人で遊びに行く約束をしていました。この先輩は2つ上の女性の方で、周りからの信頼も厚く、何か悩み事があったらとりあえずこいつに相談しよう、みたいな感じでした。この人をS先輩と呼ぶことにします。

遊びの約束をしていた前日の深夜、この3人のグループLINEに次のようなメッセージが送信されました。
T:そういえば彼氏出来ました
S:リア充陽キャってコト
T:陽キャだけ否定するわ
S:て め ぇ
1つ目のメッセージの通知を見た瞬間、今まで経験もしたことのないような感覚を味わいました。よく覚えていませんが、頭が真っ白になり、呼吸が浅くなり、心拍数が上がっていた気がします。こういうのを、胸が締め付けられるなどと表現するのでしょうか。

そしてそのすぐあと、S先輩から個人LINEが届き、そのまま通話を始めました。
S先輩曰く、Tさんに彼氏ができたことを知ったのは数日前で、それをカペルが知らない状態で遊びに行くのはよくない、と判断して打ち明けるように言ったとのことでした。

そして、今回はTさんと遊ぶのはやめよう、と提案してくれました。この提案が僕の感じた、S先輩の優しさです。あんなに好きだったTさんですが、彼氏ができたと知ったとたん、不思議と会いたくない気持ちがこみ上げていました。
今Tさんにあったら自分はどうなってしまうんだろう、壊れてしまうのではないか、という恐怖があったのだと思います。その場でボロボロと涙を流してしまうかもしれない。呼吸が止まってしまうかもしれない。そんな感覚でした。
それを察してくれたのか、こちらから訴える間もなく会わないことを提案してくれ、カペルは用事で来られなくなったとTさんに連絡してくれました。

結局、その日はS先輩と2人でご飯に行く約束をし、焼き肉をおごっていただきました。しろちゃんでの活動など近況報告をして、少し気持ちが楽になりました。S先輩がいなければ今頃どれだけしんどい思いをしていたか、想像もしたくありません。

ここまでの話で十分情けないですが、最も情けないと思うのは、Tさんのことを忌避している自分の心の弱さです。なぜでしょうか、もう死ぬまでTさんに会いたくないと思ってしまうのです。LINEもブロックしてやろうかと思ったほどです。

たぶん、自分の知らないTさんに会うのが怖いだけなんです。大学生になったらみんな変わっていくものなのに、自分が変わっていないだけなのに、無意識に他人のせいにしているのでしょう。そんな自分が情けないです。

今頃Tさんは、背の高い陽キャイケメンのとなりで楽しい時間を過ごしていることと思います知らんけど。Tさんが幸せに暮らしているなら、それほどうれしいことはありません。1人の友人として、陰ながら応援していようと思います。

…てかもうTさんには興味ねぇし。
いやだってさぁ、その遊びに行く予定の日にネイル予約してたらしいんすよ。だから遊んでる途中でネイル行ってまた戻ってくるみたいな予定だったらしいんですよ。
これヤバくないですか???あまりにも陽キャすぎません???え僕が陰キャすぎるだけなんですか???僕がおかしいんですか???陽キャはみんなこうなんですか???これがこの世界の常識なんですか???
だとしたら僕が受け入れられないのはTさんではありませんこの世界です。
悪いのはTさんではない。悪いのは、それを認める世界だ。
こんな世界で生きる意義ってどこにあるんですか????
もう限界だ。訴えてやる。こんな世界やめてやるーーーー!!!
本間ぁぁあああーーー!!!!!

――カペル失恋編、完。

最後に、しろちゃんの団員の皆さんに強く伝えたいことを書いて終わります。

カペルに「太れ」とは言わないでください。
Tさんに言われていた時のことを思い出して落ち込みます。

1年目_役者 カフェイン中毒ペルソナイダー

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