本当にあった怖い話

どうも、弓 P です。今回は「引越し』と『スティルインパクト』ということで、欲張り２点セットで参りたいと思います。

さて、タイトルにもある通り、これからお話しするのは脚色ゼロのガチホラーです。といっても、何かの記事やメディアに取り上げられるほどのことでもないので、この場をお借りしてひっそりとお話しできたら、と思います。あ、念のため、怖いものが苦手だよって方はブラウザバックしていただいて、他の団員の皆さんの素敵なしぶろで癒されてくださいね。

そしてもう一つ、これは保身のためですが…

この後の本文の内容はちょっとオカルトチックになっております。信じてもらいたいとも思いませんし、

一理系大学生としては非科学的な内容を流布することに抵抗も感じます。何より自分自身も半信半疑です。そんな話もあるんだなーと、軽い気持ちで読み流してくださいね。

これは、私が２度の引越しの中で体験した、不思議なお話です。

１度目の引越しは、私が小学校に上がるタイミングでした。それまで住んでいたアパートも、６人家族には狭すぎるということで一戸建てのマイホームを購入したのです。幼い私と兄弟たちにとっては広大なお城のようで、家族みんなが新居での生活に満足していました。しかし、しばらく生活しているうちに少しずつ違和感を覚えてきたのです。

その違和感は、どこからともなく家族全員に湧いてきました。というのも、家族全員がそろっているのにも関わらず、みんな口を揃えて「誰かが足りない気がする」というのです。そして、その足りない誰かが「２階の子供部屋にいる」と。はじめはみんな気のせいだと言って流していたのですが、次第に物音がしだしたり、足音が聞こえたりするようになってきたのです。寝室は 2 階だったのですが、時折何者かが階段をゆっくりと登ってくる軋んだ音が響くのです。父親が脅かしに来ていることもあったのですが、その時は必ず扉を開いて中を確認し、やがて階下に降りていきます。しかし、その何者かは部屋をのぞくことも階段を降りることもなく、やがて気配を消すのです。これがあまりにも気味悪く、しかしどうすることもできないため、気にしないことにしていたのですが…

ついに、弟が変な影が見える、と言い出したのです。ある時を境に、次々と不思議で不気味な現象が起きるようになりました。玄関、脱衣所、階段、廊下、寝室…そしてある時、奇妙な事実に行き当たります。それは、奇怪な現象が起きる場所が一直線に並んでいて、それが 1 階と 2 階できれいに一致する、というものでした。実害はないものの、流石に気味が悪いと感じて知り合いの神職の方に相談をしたそうです。その方曰はく、我が家には「霊道」なるものが存在している、というのです。霊道というのはその名の通り、いわゆる幽霊とやらが通る道だそうで、様々な条件がそろうと開いてしまうものらしいのです。にわかに信じがたい話ですが、生きている人間に害をなすようなものは現状居ないとのことだったので、極力意識しないようにして日々を過ごすようになりました。

それから時は流れ、7 年間住んでいた家を離れ、別の賃貸住宅に引っ越しました。家が変わり、奇々怪々な現象にも終止符が打たれることだろうと、家族のだれもがそう思っていました。ところが、そんな淡い期待はそう長くないうちに打ち砕かれることになります。前述の現象に加えて、白い靄や黒い影も度々現れるようになったのです。それに、不思議な現象が起こるのは決まって玄関、廊下、脱衣所で、これらは一直線に並んでいました。加えて、現象が起きるのは決まって午後 8 時から午後 11 時の間でした。確認するまでもありません。この現象が霊道のまつわるものであることは、もう誰の目にも明らかでした。かといって、どうすることもできません。諦めて、5 年間をその家で過ごしました。

そして、現在。大学進学に伴い遠く離れた札幌の地で一人暮らしを始めました。この地でも…とかすかな不安を抱いていましたが、それは杞憂に終わりました。札幌のアパートはおろか、山口の実家でも不思議な現象はすっかり止まったというのです。つまり、霊道出現の“条件”は私が関係していた、ともとれるのですが…真相は闇のなかです。

以上が、私の体験した本当にあった怖い話、です。

こうして書き起こしてみると、あまりにも荒唐無稽でつかみどころのない話ですが…

オチがなくて申し訳ないです…あと、イカレているわけではないので、白い目でみないでね…

最後に、関係があるかは存じませんが、引っ越しの際には”風水”にご注意を。

舞台　1年目弓 P