手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛

どうも、2年目のばーばぱぱです。
今回は「短」がテーマだということで、短歌について書くことにしました。

高校時代に現代短歌というものを知って、学校の図書館で俵万智さんの『サラダ記念日』を借りました。その中でも好きだなあと思ったものがいくつかスマホのメモに残っていたので、それを読み返してみました。題名の歌は、そのうちの一つです。

この歌の素敵だと思うところは、「愛」という言葉の解釈が読み手に委ねられている点です。恋愛の愛かもしれないし、家族を想う愛かもしれない。大切な友人や憧れの人への愛かもしれません。手紙の内容は「好き」が綴られたものでしょうか。相手を心配するものでしょうか。どのような愛の形であろうと、時間を割いて便箋を選び、筆を執って自分の字で相手への想いを綴ること自体愛に溢れた行為だと思うのです。

そして、手紙は形として残るのに、そこに記された想いは刹那的で儚いものなのだという虚しい矛盾を表現しているところもこの歌の素敵なところだと思います。でも、いつかは想いが変わってしまうからといって「消印の日のそのときの愛」が無駄なわけではなくて、その時だけの想いかもしれないからこそ、その時に想いを文字に起こして相手に伝えられたら良いなと思うのです。それはきっと自分を理解する手助けにもなるから。

演劇を観に行った後、感動と興奮の中で自分の感情を言語化するのが億劫で、感想を書かずにその日を終えてしまうことがあります。後日思い出そうとして、なかなかその時の熱量を思い出せなくて後悔します。このシーンのこのセリフが印象に残ったとか、誰々のここの演技が良かったとか、意外とすぐに忘れてしまうのです。劇やその作り手に対する「愛」は本当にその時にすぐ書き起こしておきたいものです。もちろん無理して全部言語化する必要はないと思うのですが、のちの自分が「そのときの愛」を思い起こすことができるように、書き留めておきたいなと私は思います。将来価値観が変わった自分が読み返して過去の自分を振り返るきっかけになるかもしれないし。
それに、やはり舞台に関わる者としては、どれだけ短いものでも観てくださった方の感想が励みになるものです。皆さんも、良ければご観劇後感想をツイート等してくださると大変嬉しいです。

それでは、公演で(画面越しに)お会いしましょう。

 

2年目 ばーばぱぱ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
劇団しろちゃん2021夏の短編演劇祭
『REBOOT』

ーーこれは劇団しろちゃんの再起動

幾たびの公演中止を乗り越えて
新進気鋭のフレッシュマンを携え遂に復活!

精鋭揃いの7作品盛り合わせ
コーラ片手にごゆるりと刮目ください!

BLOCHから【みなさま】へ!

劇団しろちゃん夏の演劇祭「REBOOT」いよいよ開幕!

◆日時
2020年8月
28日(土) 12:00・17:00
29日(日) 11:00・15:00

◆チーム
1日目
「同窓会」
脚本:林蒼真 演出:鈴木優子
出演:小柳健・寺井ひまり・
いつもと同じ春の空気・
酒井隆一郎・高橋涼成・
斎藤和寛・鈴木優子

「幽霊少女の終末旅行」
脚本演出:谷内夏輝
出演:今藤夕希・吉井怜衣・
朝木結莉・佐藤優名・
竹内未奈

「紙芝居」
脚本:骨折ダイナマイト
演出:芝田ゆずな
出演:中川悠斗・片山侑樹・
清水はづき

「ビバインド」
脚本:出村和己 演出:大塚愛
出演:原康輔・小岩井周作

2日目
「CAO」
脚本演出:岩本匠平
出演:小野愛佳・小島空智・三澤立

「夜る辺」
脚本演出:南亮哉
出演:南亮哉・白石光

「そういうもの」
脚本演出:上田純平
出演:絵野今梨・渡部怜

◇料金
予約・当日 共に500円

◆お問い合わせ
電話 080 2440 2451(制作)
メール shiro_chan95@hotmail.com

ご予約
https://forms.gle/Ku31Aat6N52tR5Dg7

★事前アンケートにご協力ください
★お支払い方法は
amazonpay/shoppay/Gpay
の中からお選びください。shoppayか下の住所を選ぶとクレジットカードでの決済となります。
また、ブラウザがSafariの場合はGpayではなくApplepayでのお支払いとなります。

活動の様子や稽古風景などの最新情報はこちら!↓↓↓
Twitter:@shiro_hokudai
Instagram:@shiro_hokudai
Facebook・HP・ブログは[劇団しろちゃん]で検索!
ハッシュタグ→#しろショート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です