高校生のときの私へ。

とんでもない田舎に住んでた私。

リビングから見えるのは木と空とリスだけ。あとたまに鹿。

イオンとかマックすらもなくて、ほんとに世間知らずだった私。

小3から吹奏楽一本でやってきた私。

放課後、楽器を吹く為だけに毎日学校に通っていた私。

そんな私には、密かに憧れているものがあった。

それは、

演劇に携わること。

地元には演劇部なんてなかった。

高校の吹部ですら10人も居なかったのに。そりゃそうだ。

そんな環境なもんで、仕事にしない限りは演劇に関わるなんてできないと思っていた。

役者なんて夢のまた夢。生まれ変わらないと今の人生ではもう無理だと思ってた。

演劇との本格的な出会いはステイホームの時期。

あの頃は、色んな人が試行錯誤をして今を生きようとしてて、その一環で様々なエンタメが無料配信されていた。

過去にも2.5次元舞台というものには触れたことはあったが、小劇場の芝居を観たのはコロナ禍が初めてだった。

このまま人生を終えてしまうんじゃないかと不安になる時期だったけど、

エンタメに触れているときだけは、なんだか大丈夫な気がしていた。

ステイホームがなきゃ、無料配信がなきゃ、私は演劇に出会えてなかった。
こんなキラキラしているものに私も携わりたい!なんて思うこともなかった。

だから、私にとってはとても特別な時期。

嫌なこともあったけど、それが薄れるくらいにはエンタメに救われていた時期。

そんな夢見る田舎娘も、今や役者になれています。

今世では無理かなって思ってたのに、人生何があるか分かりませんね。

いま、演劇ができていることは当たり前じゃないんですよね。

あの頃の私が泣くほど憧れていた場所にいま私はいるんです。

初心忘るべからず、そんな言葉がとても心に染みます。私のための言葉なんじゃないかと日々思います。

疲れて、サボりたくなる時もあるけど、

もう休みたいって時もあるけど、

そんな時こそ、あの頃の自分を思い出して、

自分の置かれている素晴らしい環境に改めて感謝をするようにしています。

高校生のときの私へ

演劇、やれてるよ。楽しいよ。

4年目_役者 杯々社中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です