ブラジルの人、聞こえますかー！？

こんにちは、2024冬公演で照明をやらせていただいております。

今回のしろぶろのテーマ「遥かかなたの人に伝えたいこと」ですが、このお題を見たときに、あのギャグがパッと頭に浮かびました。日本の反対側はブラジル。スコップやシャベルでひたすらに掘っていったらブラジルにたどり着けるのでしょうか。なんだか夢がありますね。

ただ、どうやら日本の反対側はブラジルではないらしいのです。日本の対蹠点を見てみたら、海！！それもなんだかアルゼンチンの方が近そう！！！嘘つき！！！！

このことは小学校の授業で知ったのですが、当時の私にとっては本当に衝撃的なことでした。家に帰って父に話すと、父は私の隣に立って「今お前にとって一番離れている人は父さんだよ」と言うではありませんか。ついに頭がおかしくなったのかなと心配したのですが、父曰く「まっすぐ前に歩いて行ったとき、地球を一周して最後に会えるのが背中合わせの位置にいる人」だと。納得がいくようでいかないような気持ちでいたのですが、今ならそれも一理あるなと思えます。結局、一番近いところにいると思っている人が一番遠いのかもしれませんね。離れてからその人のありがたみが分かるのは、離れたと思っていたのが実は近づいているからなのかな、なんて。

遥かかなたの人に伝えたいこと…。
私は元気にやってるから、あなたも元気であってほしい！って伝えたいです。
ブラジルの人にも、もちろん今隣にいる人にも！

1年目　ひさかたの獅子

《公演情報》

劇団しろちゃん2024冬公演
「ボイジャーによろしく」

暮らしの中に消えていきそうな私たちをいつか誰かが、見つけてくれるだろうか。

○あらすじ

ボイジャー探査機の発見により異星間交流が始まった世界。
凛は母・楓花がかつて暮らしていたシェアハウス「ひかり荘」を訪れる。楓花はそこでの日々を小説として綴っていた……。

「私たち、ほんとに家族だったのかな。」

ロボットや異星人も住む地球のシェアハウスを舞台に、暮らしの中で消えゆく思いを描く。