髪を短くしよう

こんにちは。しろちゃん4年目のギャンブラーと申します。
今回の公演では演出と役者をやらせていただきます。

今年の4月頃、髪をかなり短くしました。
もともと長い方ではなかったのですが、結構思い切って切りました。シャワー浴びたあとドライヤーしなくても寝るまでに絶対髪が乾くくらいの短さでした。うれしかった。ずっと短くしたいと思っていたので。

短くしたいなら短くすればいいと思われるでしょうが、これがなかなか難しいのです。
まず、私のオーダーが下手ということ。
何センチくらい切ってもらえばいいのかよく分からない。行く前にいちおう鏡の前でこんなもんかな、と考えるのですが、いざ切られるときに大きい数字を言って「そんなには切れないかな～」とか言われるのが怖い。結果、なんか「3センチくらい切ってください」とか微妙なことを言って微妙な髪型になります。

次に、私が大体の場合1000円カットに行くということ。
安いしすぐ終わるのでとても好きです。しかし1000円カットでは1000円しか払ってないわけですから、例えば写真を見せたりして複雑な注文をするのは気が引けます。オーダーが下手な人は写真を見せればいいのですが、それができないんではもうどうしようもありません。

最後に、髪の短い人（特に女の人）はよく言われるかと思うのですが、「あんまり短くすると跳ねちゃうからね」と美容師さんが気を利かせてくれてしまうということです。
こちらには髪を短くしたいという強い決意があります。ちょっと跳ねるくらい良いのです。でも、人間の髪の毛に詳しい美容師さんが言ってくれることを素人の私が無下にできますか。できません。

この三重苦のせいでなかなか理想通りの長さにすることができず、大学4年生になりました。
このままではだめだと思ったわたしは考え、少し高い美容院に行く決意をしました。少し高い美容院なら、写真を見せて相談することもできます（べつに1000円カットでやっても良いと思うんですけど、私は気が弱くてできないというだけです）。

予約をし、いざ当日。事前に選んでいった写真を見せ、短くしたいということを伝えました。
「この写真くらいだったら、けっこう切ることになるけど大丈夫？」
「はい。大丈夫です。短くしたいんです」
「短いとちょっと跳ねちゃったりするかも」
「（来たぞ）いえ、いいんです。短くしたいんです」
しっかりと意思を伝え、ジャキジャキ切ってもらいました。

そして、美容師さんは本当に髪を短くしてくれました。耳にかける髪がなくなっていました。嬉しい。すがすがしい思いとともに、自分にもやればできるんだ、と自信を持つことができました。切ったのは美容師さんですが。

それ以来、以前よりやや短い髪で過ごしています。伸びてきたので一度1000円カットに行きました。初期状態がすでに短めだから切るとそれなりに短くなるのですが、だけど、もうちょっと切って欲しかった。もやもや。

もやもやが積み重なったら、またそのうち、少し高い美容院に行こうと思います。

 

4年目　ギャンブラー

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劇団しろちゃん2021夏の短編演劇祭
『REBOOT』